着付け資格とは?

民間資格は多数

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着付けの資格には、様々な呼称があり、それぞれ異なる民間団体が認定する民間資格と、厚生労働省が認定する国家資格の大きく2つに分類できます。

 

民間資格は、主に着付け教室が認定しており、生徒のレベルに応じて「講師」「師範」「教授」などの名称で表現されています。

 

一方、国家資格は「着付け技能国家検定」(筆記&実技)に合格することで取得ができます。

 

以下、代表的なものを紹介していきます。

 

民間資格

ハクビ京都きもの学院

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指定のカリキュラムを修了することで、文部科学省認可「財団法人民族衣裳文化普及協会」が推薦する、京都きもの芸術文化協会認定「着物免許」を取得できます。

 

着物免許は、「5級準師範」(初級者向け)から始まり、「3級上級師範」「2級助教授」を経て、「1級教授」(最高位)を取得すると、同学院における講師への道が開けます。

 

長沼静きもの学院

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長沼静きもの学院は、北は北海道、南は九州に至るまで、全国に展開をしている大手着物教室です。

 

カリキュラムは、初歩からしっかり学べる「きもの着付科」、現場で即戦力として活躍できる「着付け師養成科」の大きく2つの科目で構成されています。

 

取得できる資格は、ウール・ゆかた・袖などを自分で着れる「きもの講師3級」、さらに他者に対して着付けができる「きもの講師2級」、自分で教室が開設できる「きもの講師准1級」、着装学を体系的に学べる「きもの講師1級」、花嫁衣装の着付や高度な帯結びを習得できる「師範級資格」があります。

 

鈴乃屋きもの学院

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鈴乃屋きもの学院は、呉服店が展開する着付け教室で、創業昭和64年、過去8,000人以上の着付け師を排出してきた歴史ある学校です。

 

講座は、「基礎科」「専攻科」「師範科」の3つのステップに分かれています。

 

師範科をマスターした後、所定の試験に合格することによって、財団法人セイコきもの文化財団認定「着付講師」「着付師」の資格を得られます。

 

資格を取得すると、鈴乃屋の各店舗で着付け師として活動できる他、教室の開講、きものショーやイベントなど活躍の場が広がります。

 

山野流着装教室

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山野流着装教室は、「キモノスタイリスト」「ブライダルアーティスト」といった国際的に活躍できる人材を育成することを目的に開設された着付け教室です。

 

カリキュラムは、気軽に着物の魅力に触れ合える「初伝コース」、留袖などの着付が他人にも施せる「中伝コース」、着付けのプロとして着付師資格目指す「奥伝コース」、美容師資格の有資格者のみが受講でき、花嫁さんの“お支度全般”を学ぶ「花嫁着付師」などがあります。

 

指定のカリキュラムを修了すると、「奥伝講師」「花嫁着付師」それぞれの資格が得られます。

 

国家資格

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着付けに関する国家資格は、平成24年以降に誕生した比較的新しい資格です。

 

一般社団法人全日本着付け技能センターが、厚生労働大臣から指定試験機関として認定され「着付け技能国家検定」を行っています。

 

資格は「2級着付け技能士」、その上位資格にあたる「1級着付け技能士」に分かれており、筆記&実技試験によって一定基準以上の着付け技能の有無を試されます。

 

また試験には受験資格が設けられており、2級は2年以上、1級は5年以上の実務経験が求められます。

 

試験に合格すると、1級は厚生労働大臣名、2級は一般社団法人全日本着付け技能センターの理事長名の合格証書が交付され、着付け技能士と称することができます。

 

着付け技能士は独占資格となっており、資格のない人が名乗ると処罰の対象にはなりますが、決してこの資格がないと着付け師として仕事ができない、というものではありません。