未経験から着付け師になるには?

“先輩”は近くにはいない

まったくの未経験から着付師を目指したら、まずは、ご自分の周りで着物を素敵に着こなしている人を見つけて、教えを乞うのが先決です。

 

…というのは、だいぶ昔の話になりました。

 

昭和の中ごろまでは、女性が改まった席に赴く際の装いというと、着物が当たり前でした。

 

けれども、この現代に、着物を独力で着ることができる人を探すのは、至難の業ではないでしょうか。

 

着付けのプロを目指すなら、まずは着付け教室の門をくぐるのが一般的です。

 

教室の門をたたくのが一般的

教室はたくさんありますが、とにもかくにも、初心者向けのクラスに入りましょう。

 

教室もさまざまですから、選ぶ際には、レッスンの曜日や時間のほか、評判や、生徒の将来のためにどのように協力してくれるのかを調べることも大切です。

 

“基本のき”から学び、自分の着付ができるようになるまで、個人差もありますが、週1回の教室通いでは、最低で数カ月が必要となります。

 

講座を受講しよう

何カ月もコツコツは長すぎる、という方には、さらに集中的に学べる教室を設けているスクールがあります。

 

「32時間で独りで着付けができるように」(きものカルチャー研究所)、「最短2週間」(ひろきもの学院)などがそれですが、着付けの素地がない人では、かなりの集中と密度が要求されますから、モチベーションの高い人向けの教室と言えるでしょう。

 

自分で着付けができるようになったら、次は他人への着付をマスターし、この後、さらに上級クラスへとステップアップし、コツコツとプロを目指していくかたちとなります。

 

ただし、高等レベルの免状を授与された・イコール・着付けのプロというわけではありません。

 

着付け師は、お人形ではなく感情を持つ人間に着物を着せる専門家。プロの弟子になるなどして、接遇や判断力・営業力など、着付け以外のことも学んでいく必要があります。

 

これらをマスターしてようやく、プロの着付師に一歩近づくことになるのです。