着付け師に求められる能力とは?

専門的な知識と技術

着物が好きでも、自分で着物を着ることができない私たちは、いざ着付けの際は、着付け師に頼りっきりとなるものです。

 

そんな中、何度か着付けを体験すると、うれしく思い出に残るのが、信頼に足る着付け師の存在です。

 

信頼に足る着付け師とは、着物の種類やT.P.O.はもちろん、帯、格式、礼儀作法に至るまで幅ひろい知識と技術、その両方を併せ持つ人ではないでしょうか。

 

着付けの際、着付け師が教えてくれたちょっとしたことも、キャリアに裏打ちされた知識として、後々も何らかの形で役立つものです。加えて、美しさと同時に、着くずれしにくい着付けをしてくれたことは、後々まで写真にも記憶にも残るもの。

 

機会があれば、ぜひ、再びこの人に着付けをお願いしたい、と心に決めたくなるものです

 

限られた時間の中で完了させる

“センスが良く、常に美しく完璧な着付けができる人”。などと、アートな着付けで高い評価を得ている着付け師が、婚礼衣装の着付けなどを任されることがあります。

 

この時ばかりは、自分の気がすむまで凝った着付けをする“アーティスト”の気分は封じなくてはなりません。

 

あくまでも職人に徹して、着付け完了までの時間を逆算し、手早く、時間内に美しく確かな着付けを完了させるのも1つの能力ではないでしょうか。

 

コミュニケーション能力

事前の打ち合わせも含めて、特に花嫁さんとしっかりコミュニケーションできるようになっておくことは大切です。

 

結婚当日は、緊張の面持ちの花嫁さんにやさしく話しかけ、彼女がリラックスするような話題をもちかけるなど、気分を明るくほぐしてあげることも大切です。花嫁さんの心を素早く察し、良い方向へ持っていく洞察力と改善能力も、とても大切なのです。

 

ここまで、いかがでしたか?私には、とても無理かな、と思われるかもしれません。

 

けれど、職業的な能力とは、最初から身についているとは限りません。意識的に努力することによって、徐々に磨かれていくものとも言えるのです。